nearproの日記

特に意味はありません。主に読んだ本をただただ記録します。

ジルゼの事情


OFFICE SHIKA×Cocco「ジルゼの事情」 - YouTube

前回の公演の頃からずっと気になっていた『ジルゼの事情』ですが、再演ということで観にいきました。 劇団鹿殺しは一年前の『BONE SONGS』以来。その次は観に行けず、そのまま充電に入ってしまったので久しぶりでした。

主演のCoccoは10年前くらいに一度、何かのフェスで観た以来。なぜか2年前に急にCoccoブームが自分の中に訪れていたので、そのへんも期待しつつ東京公演千秋楽の当日券を滑り込んでチケット買いました。

大まかなあらすじは、ほぼ『ジゼル』そのもの。そこに夢という大きなベースをもってきて、色んなもので味付けしたような感じ。

生きることと死ぬこと、家族の温かさ、姉妹のすれ違い、夢の挫折、人を愛すること、これから生きる上で僕たちが抱えなければならないものがたくさん詰まっています。

と丸尾丸一郎が言ってるように、とにかく色んなモノを詰めて煮込んで蓋を開けたらこうなった。的な良くも悪くも劇団鹿殺しっぽいな、という作品でした。なんで、鹿殺しが大好きだ!!という人は観て損はしないと思いますし、逆にそうでもない人は「Cocco可愛いー」ないし「Coccoの歌うめー」となって終わりな気がしなくもないです。歌うめーに関して言えば、鹿殺しってことで劇中歌の使い方やクオリティは安心して観ていられるので、それだけでも価値はあると思いますが。

オレノグラフィティが良い味出してて、個人的には良かったです。もうすぐ充電も終わるみたいなんで、今後も期待して行きたいですね。

あと、序盤のCoccoが歌を口ずさむシーンが個人的に一番鳥肌でした。透き通るってああいうことを言うのかと。